藤本タツキ作品の感想まとめ|ルックバック・ファイアパンチ・さよなら絵梨・短編集

ルックバックについての漫画感想 作品の感想・考察
©️藤本タツキ ルックバック 集英社 (出典)

※本記事はプロモーションを含みます。

こんにちは。当サイトの管理人です。漫画ボンと一緒に「藤本タツキ先生の作品」についての感想を、まとめて語っていきます。

藤本タツキ先生は、大人気アニメ化の『チェンソーマン』の作者で、鬼才と呼ばれる漫画家です。命や価値観、当然のように備えてきた常識など、色々なことを考えさせてくれる場面が多く、描写がダイレクトでメッセージ性が強いのが特徴です。

このページでは、当サイトで感想を書いた次の4作品を、1ページにまとめました。

作品一言でいうと
ルックバック1巻完結。友情や人生が描かれた、読み返したくなる作品
ファイアパンチ全8巻(2016年発売〜2018年完結)。人間らしさがダイレクトに表現された作品
さよなら絵梨予想を裏切られる新鮮さがあり、読み返したくなる作品
藤本タツキ短編集学生時代の読み切りなど、初期の作品も多数掲載
この記事の内容(まとめ)
  • 藤本タツキ先生の作品4つの感想を、作品ごとにまとめています
  • 気になる作品の見出しから、読み進めてください
  • 管理人は『ルックバック』から『さよなら絵梨』へ進み、『藤本タツキ短編集』『ファイアパンチ』も読みました

『ルックバック』の感想

直向きな努力や、ライバルに認められる喜び、人との出会いで変われることや、後悔や生きる力。すごく多くのことが描かれた作品だと感じました。

10代、20代で学校や新社会人などを経験し、30代でプライベートを含めてさらに様々な経験をすることが多い30代。

『ルックバック』は、電子書籍ストアで試し読みができる場合があります。ブックライブで探す・Renta!で探す(配信状況や価格は時期によって変わります。最新の情報は各サイトでご確認ください)

絵が上手くなるためには「とにかく描く」

「絵が上手くなるためには、とにかく描く
  • 絵が上手くなるためには「とくかく描くことが大事」

絵が上手くなるためには「とくかく描くことが大事」

何より行動することが一番。このワンシーンには藤本先生自身が人生を通して確信した言葉が描かれているように感じました。

管理人
管理人

行動して、行動して、何度もやることが大切だと感じるシーンだね。

漫画ボン
漫画ボン

軌道修正や情報収集も、行動があってこそだと感じるね。

『さよなら絵梨』の感想

予想を裏切る展開で最後まで楽しませくれる作品の「さよなら絵梨」。登場人物一人一人の気持ちはどのようなものだったのか。現実とファンタジーに境目はどこなのかと読み返したくなる方が多い作品です。

『さよなら絵梨』は、電子書籍ストアで試し読みができる場合があります。ブックライブで探す・Renta!で探す(配信状況や価格は時期によって変わります。最新の情報は各サイトでご確認ください)

読み返すたびに引き込まれる登場人物たちの心理

読み返すたびに引き込まれる登場人物たちの心理
  • 優太のスマホを通して映される人物や情景の新鮮さ

優太のスマホを通して映される人物や情景の新鮮さ

息子である優太のスマートフォンの映像によって描かれるシーンに新鮮さを感じて一気に読み進めたくなりました。

非常に読み応えのある作品だけに始まりのシーンは読み返すたびに新しい発見があります。

藤本タツキ先生の作品を色々読む中で、映画やカメラ撮影などが内容に関連することが多いと感じました。

ふと、海外ドラマSUITS/スーツでも映画の名シーンがよく出てきたことを思い出しました。

管理人
管理人

本当に読み返すたびに新しいことを感じる作品だね。

漫画ボン
漫画ボン

登場人物の顔の表情だったり、しわの感じだったり、読めば読むほど深みを感じるね。

『藤本タツキ短編集』の感想

学生時代に描いた読み切りなど、初期のものも多数掲載された短編集。

チェンソーマンやルックバックなどと比べて絵が荒い感じなのも読み応えがあります。また、シナリオがいかに大切かを感じさせてくれます。

単行本発売前のハンターハンター(冨樫義博先生)を読んだ時にもシナリオの大切さを感じたのを思い出しました。中学生ぐらいの頃に「背景などは描かれていなくてもこんなに面白いのか。」と感動した記憶があります。

短編集17-21に最初に掲載されている「庭には二羽ニワトリがいた。」は、自分が当たり前にしていることを、他人に当たり前にされたら、受け入れられるかを考えさせられる作品でした。スッと読めました。

描写がダイレクトでメッセージ性を強く感じると同時に「もっと他の作品も読んでみたい」と思わせてくれるものでした。

正直に全部の作品が面白かったです。その中で個人的には「「庭には二羽ニワトリがいた。」、「シカク」、「予言のナユタ」が特に好きな作品です。

『藤本タツキ短編集』は、電子書籍ストアで試し読みができる場合があります。ブックライブで探す・Renta!で探す(配信状況や価格は時期によって変わります。最新の情報は各サイトでご確認ください)

人間について考えさせられる作品

ダークな描写もありながら、根本には地球全体における人間の在り方について考えさせられました。

作品の中にはコミカルな要素も含まれており読みやすいながらもメッセージ性の強さがあります。

自分の毎日の過ごし方や、物事への見方を再度見つめる機会になる作品です。

管理人
管理人

庭には二羽ニワトリがいた。という作品名は柔らかい感じだよね。

漫画ボン
漫画ボン

早口言葉で印象的だね。そんなイメージと対照的に強いメッセージ性のある作品が描かれているよね。

自分にとって大切なものを大切にする

この作品では自分にとっての価値観や、大切だと思うことを周りに流されずに大切にすることがいかに重要かを実感しました。

怖がって向き合えていなかったこと。

「こうしたい。」と思ったことを、周りと違っても実行すること。

環境や、習慣を変えること。多数派から少数派に変わること。

大切にしたいものを、変化を恐れずに大切にしたいと思いました。

管理人
管理人

この作品もメッセージ性がすごく強いね。

漫画ボン
漫画ボン

読み応えがあるし、読んでよかったと思える作品だね。

『ファイアパンチ』の感想

『ファイアパンチ』は少年ジャンプ+で連載された作品で、2016年に発売が始まり、2018年に完結した全8巻です。大人気アニメ化の『チェンソーマン』より前に連載された作品です。

ファイアパンチは人間らしさが多くの場面で描かれた作品。人間にとっての生きる糧の大切さや、厳しい状況になったときの人間の思考、諦めきれない想い、忘れられない怒りなど、様々なことを斬新かつ刺激的に描くシーンは時に人生について考えさせてくれます。

戦闘シーンは生々しい描写が多く感情にダイレクトに語りかけられます。

『ファイアパンチ』は、電子書籍ストアで試し読みができる場合があります。ブックライブで探す・Renta!で探す(配信状況や価格は時期によって変わります。最新の情報は各サイトでご確認ください)

作品全体の感想

氷の時代を生きる糧は兄妹の絆

ファイアパンチを読んでいると、各所で人間らしさについて考えさせられます。そのひとつは人間には生きるための糧が必要というものです。

「生きがい」、「やりがい」、「家族」、「友人」、「仕事」、「趣味」など、私たちはそれぞれ自分に合ったものを大切な理由として生きていることを改めて実感しました。

管理人
管理人

好きなスポーツ、やりがいのある仕事、家族との楽しい時間、人それぞれに大切なものがあってそれが生きる糧になっているね。

漫画ボン
漫画ボン

自分なりの充実感を大切に毎日を過ごしているんだよね。

大きな組織が小さな村から略奪

小さな村を当然のように略奪しようとする巨大組織。司令塔の男性は略奪行為に迷いが無く、私利私欲のためでもなく、必要性を感じているように思えます。

このシーンからは常にフラットに物事を見る必要性を感じました。

人がそれぞれ持つ正義を再確認しながら過ごすことが大切だと感じました。

管理人
管理人

自分の信じるものを大切にしながら、他人の信じるものも大切にしたいね。

漫画ボン
漫画ボン

できるだけその意識を持っていたいよね。

ファイアパンチの見所に場面展開の早さがあります。大きな展開変化が素早く起こり読んでいて飽きない作品です。

登場人物について

アグニ

物語の主人公。

妹のルナを家族として心から大切にしている。

凍える厳しい時代の中、自分の目の前に現れる「悪」や「死」を許さない正義がある。

ルナ

アグニの妹。

兄を心から慕っている。

兄と共に、ある村に命を助けられて恩返しをしている。

トガタ

アグニに強い興味を抱いている。

世の中に楽しいことがなくなり、退屈な毎日を過ごしていたが、アグニを発見したことで心に火がついた。

長く生きていて、教養があり、かなり強い。

ネネト

サンと一緒に捕まった。

頭の回転が早く、言葉や状況に惑わされずに、判断する力がある。

サン

ネネトと一緒に捕まった。

とても素直。兄がいる。

サン(Sun:太陽)という言葉の通り、みんなを照らす炎になるべく育ってきた。

ユダ

ベヘムドルグという国を率いる中心人物。

ドマ

教養があり、自ら学校を作り、子どもたちに正しい知識を伝えている。

正義の心を持っている。

炎の祝福の戦士

ファイアパンチにおいて、個人的に強い印象を持っているキャラクター。

このマンガでは人間心理がダイレクトに描かれており、このキャラは性格面が印象に残っている。

個人的に強い印象を持っているキャラクター 炎の祝福の戦士

このキャラクターにはとても強い印象が残っています。

キャラクター名は作品中には出てきておりません。

また、登場する場面も数コマです。

ただ、個人的に人間らしさをすごく感じました。

藤本タツキ先生の作品を読んでいて引き込まれる理由に、登場するキャラクターから感じるそれぞれの価値観があります。

色々な方向の価値観。

作品自体もメッセージ性が強く、描写も影響力が強いものが多いので、よりダイレクトにその価値観が伝わってきます。

鬼才藤本タツキ作品との関連性

「ファイアパンチ」のトガタ。

「さよなら絵梨」の絵梨。

これらのキャラクターに共通点を感じました。

それぞれの作品を読んだ方ですと、「まあ、そうだね。」という感じかもしれません。

マンガを読んでいて楽しいことの1つに、作品は違っても作者の価値観や経験がマンガに投影されているところです。

メッセージ性が強いことや、シリアスかつ残酷な中に、同時に描かれる少し緩めの描写など。

これらも作品全体に共通している気がします。

シリアスと少し緩めの描写については、初期の作品なども多く掲載されている「藤本タツキ短編集」から感じ取れます。

管理人
管理人

マンガを好きな作者で読むのも面白いよね。

漫画ボン
漫画ボン

読んでいると関連性や作者の好きな描写を感じたりできて深く読める楽しみがあるね。

管理人
管理人

そうそう。好きなジャンルで読むことが多い気がするけど、作者で読むのもオススメだね。

漫画ボン
漫画ボン

そうだね。どんな読み方も好きだけど、マンガを読み始めた頃はバトル漫画やスポーツ漫画が好きで、年齢が上がってドラマ系や作者別に読む楽しみも増えてきたよ。

お気に入りのキャラクター:トガタ

強さNo.1

個人的な見解として、ファイアパンチ最強はトガタです。

祝福的にも、身体能力的にも、最強だと感じています。

高い教養。氷の時代以前から生きてきた経験。

世の中が凍える寒さに覆われてしまう氷の時代。

それ以前の時代から生きてきたトガタ。

様々な経験をしており、高い教養もあります。

自分の頭で考えて正しいかどうかを考えることができる。

自分にとっての生きる価値を自分で見出すことができる。

そういった判断力の面でもトガタは氷の時代においてずば抜けていると感じています。

人生の楽しみを追求している

映画が生きる糧だったトガタ。

家ごとそれらを燃やされてしまったことで生きる目的を失いました。

生きる意味を取り戻すために自分が映画を作ることにしたところに、人間の生きる意味の大切さを感じました。

強く印象に残った言葉

アグニとルナが暮らす村の司祭の言葉

アグニとルナが故郷から逃げ出して辿りいた村の司祭の言葉がとても印象に残りました。

どこの村も資源は少なく、アグニとルナを救うのに十分な蓄えは無いにも関わらず司祭はこの決断をします。

この言葉が私の印象に強く残っている理由は、村人全員に助けられた後のアグニとルナの行動です。

その後、アグニとルナは村人たちに精一杯恩返しをするために食料を提供します。

その食料提供の方法はまさにファイアパンチの世界、鬼才藤本タツキ先生の世界といったものです。

見返りなしに精一杯、人を助けたとき、その後、助けられた人は精一杯恩返しをするという状況がとても心に残りました。

「No pain no gain(ノーペインノーゲイン)」という諺を思い出しました。

ルナの言葉

アグニの妹であるルナ。

そのルナの言葉です。

個人的な考えですが、生きることは楽しいことよりも辛いことや大変なことの方が多いです。

ただ、大変なことや辛いことがあって、楽しいことは何倍にも膨らみます。

記憶に残るのは辛かったけど楽しかった思い出です。

生きるのはとても大変なことで、「死んだら楽になれる」とアグニは何度も思いますが、それでも生きるのはこのルナの言葉がどこまでも背中を押すから。

この「生きて・・・」という言葉にはとても大きなものを感じました。

ファイアパンチの世界のセリフはなぜ強く印象に残るのか

色々なマンガの中でもファイアパンチの中に出てくる言葉は強く印象に残るものが多くあります。

その理由は、物語の中で正義や後悔、希望や憎しみがダイレクトな描写と共に描かれているからだと思います。

マンガの世界観を強烈にする場面

冒頭から話題になる食料提供

食糧難の厳しい時代。

命。自分の価値観。といった、それぞれが優先する自分なりの考え。

苦しい状況で自分自身が何を選択するか。そういった描写がダイレクトに伝わってきます。

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藤本タツキ作品の感想まとめ

  • ルックバックは友情、人生などが描かれた作品。1巻完結で内容が濃くて読み返したくなる作品
  • さよなら絵梨には予想を裏切られる新鮮さが溢れている。何度も読み返して登場人物の心情や状況について想像したくなる作品
  • ファイアパンチは人間らしさがダイレクトに表現された作品。苦しみや喜び、怒りや憎しみなどの感情がぶつかり合い、人間同士の戦いも刺激的に描かれる
  • 藤本タツキ短編集は内容の濃い作品ばかり。チェンソーマンやファイアパンチも短編集を読むとさらに楽しめる

マンガを読んでいて楽しいことの1つに、作品は違っても作者の価値観や経験がマンガに投影されているところです。

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